北京への出発、そして「沢栄作」という役への感謝

皆さま、おはようございます。
本日1月15日、久々に北京へと向かいます。
2026年、私にとっての「仕事始め」となります。
昨年末から日中関係も落ち着かない状況が続いておりますが、こうして再び中国の地へ赴き、仕事ができることを、何よりも有り難く、得難いことだと感じています。
視聴者の皆さんの声が、役に命を吹き込んでくれた
出演していたドラマ『風と潮』の放送が無事に終了しました。
私が演じたのは、当時マカオに実在した「沢栄作」という人物です。
資料が限られている中で、いかに彼を人間味豊かに、かつ個性的に際立たせるか。試行錯誤を繰り返しながらの役作りでした。
放送後、ファンの皆さんから「本当に憎たらしい!」「(沢栄作を見ていると)思わず殴りたくなってくる」といった、驚くほど熱い(?)感想をたくさんいただきました。
悪役としてそれほどまでに嫌っていただけたことは、役者として正当な評価をいただけたのだと、とても前向きに捉えています。

実は、昨年6月に撮影を終えた直後、自分の中でのこの役への自己採点は「75点」でした。
3ヶ月間、膨大な中国語と日本語の台詞に追われながら、精一杯やり遂げたという達成感はありましたが、同時にまだまだ課題も感じていたからです。
しかし、いざ放送が始まると、役は私の手から離れ、視聴者の皆さんの反響によって独り歩きを始めました。
ライブ配信でも「沢栄作!」と声をかけていただく機会が増え、皆さんの心に深く残る人物になれたのだと実感しています。
その反響を受け、今の私の中での評価は5ポイントアップして「80点」になりました。
残りの20点は、これからの伸び代です。
もし今、再び彼を演じる機会があれば、今の私にしかできない、また違った沢栄作を表現できる自信があります。

今月、私は56歳を迎えます。
55歳から60歳までのこの5年間は、人生において非常に大切な時期になると確信しています。
体力的な衰えは否定できませんが(笑)、精神的には今が最も充実しており、腰を据えて役に向き合える「俳優として最高の年齢」に差し掛かっていると感じています。
これからの目標は、この充実した時期に、一本でも多く素晴らしい作品、素晴らしい役に出会うこと。
そして、共に汗を流す仲間たちを大切にし、楽しみながら一生懸命に歩んでいくことです。
初心を忘れず、一歩ずつ
世界がどんなに困難な状況であっても、私にできるのは、目の前のことに全力を尽くすことだけです。
かつてのように、誰もが穏やかに、仲良く笑い合える日々が一日も早く戻ることを願いながら、北京での仕事に向き合ってきます。
体調管理を万全に、周りに惑わされず、初心を忘れずに。
2026年も、浩歌をどうぞよろしくお願いいたします。

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