久々に書きます。
中国での活動も22年目になり、この度改名をした。
今、このように活動できてるのも、沢山の関わった方々の助けがあってのもの。
ただ、その状況にもっていくためには、最初に必要なのは自分の意志と決断。
そう考えると、2000年に初めてドラマの撮影で北京に行き、それがきっかけで、2001年から北京で生活を始めようとした決断が一番大きかった。
迷いなく決断。
「これからは中国が必ず来る。だから先に自分が中国芸能市場にパイオニアとして入るというのは、非常にラッキーなこと」「先に入った以上は一番をとる!」という気持ちがあった。
そこは冷静に見ていました。
22年経った今、中国が経済的にも日本より大きく前へ行きました。
中国、日本のそれぞれの仕事の仕方など見ても、このようになるのは当然なのかと思います。
簡単にいうと、効率が悪いのが日本の方。
例えば、喫茶店での撮影で、演者が座っているテーブルのコーヒーの位置がよくない、監督がモニターで見て少し右にずらすよう指示。
慌てたADが咄嗟に駆け込んでコーヒーをずらす、これが日本での通常。
中国では、コーヒーに一番近い人が、当たり前のようにコーヒーをずらす。
つまり演者が処理するということ。
もちろん、監督も演者に指示したわけじゃないけど、演者としては一番近い自分が処理すれば、スムーズに撮影が進行できるという、ごくシンプルな考え。
各々のセクションの役目がはっきりしている日本。
別のセクションの人に自分の仕事を任せることなんて失礼、言語道断。
中国では、各々の仕事は役割分担はされているけど、臨機応変の対応力に長けている。
いずれにせよ、総体的にスムーズに進行すれば、それでいいじゃんという考え。
中国の皆さんのシンプルな臨機応変対応力は、日本に欠けている部分。
話は大いに違うかもしれないけど、東京の中心・銀座。
好きな街なので、たまに家族で食事やショッピングに行く。
でも老舗の喫茶店では、いまだにバーコード決済ができない店が多数。
中には、現金のみしか清算できないお店もある。
経費が嵩むのを嫌ってなのか、単純に伝統を重んじしすぎなのか、頭が硬いのか、はたまたわかりませんが、このような時代に遅れをとっている日本の状態を見て、素直に「これでいいのか?」と思ってしまう。
違うようだけど、実はこれも臨機応変の対応力の欠如に繋がっている。
時代に合う営業体制を作るのは至極当然のこと。
それが全くできてない。
僕にはわからん、不思議だ〜